《学校再開!》勉強効率を上げる方法④すぐ勉強モードに戻れる不思議な『中途半端作戦』

学校再開応援連載、今日は第4回です。
ここまで、

① 効率的な勉強ができるようになる脳をつくる方法

② 驚くほどやる気が出る!行動できる!魔法の言葉

③“ちょっとだけ”のつもりが長時間勉強できちゃう方法

をお伝えしてきました。

ここまでの方法を試してみると、ノリノリ勉強モードに入ることができます。

ノリノリになったところで…

『敢えて“やりかけ”で勉強の手を止める』という方法を今日はお伝えしたいと思います。

ノリノリなのに、中途半端なところで止めるんですよ、
逆説的ですよね。

でもこれがまた効果抜群なんです!

作戦名『中途半端作戦』

勉強の手を止めるときは《あえてものすごく中途半端なところで止めよう》

 

勉強していると、どうしても手を止めないといけないタイミングというのはあります。

トイレに行く、ご飯に呼ばれる、お風呂に行く、ちょっと休憩する…

そんなとき、キミはどうしてますか?
キリのいいところまでやってしまいたい、

だから「この問題だけ解いたら行くから!」とお母さんに返事していますか?

 

今日から試してみてください。「ごはんよー!」と呼ばれたら、その瞬間に、すぐに、躊躇せずに、パタッと手を止めてごはんに行くということを。

  • interestingの“intere“までを書いた瞬間だったとしても。
  • 数字の8の、2つ目の丸部分に入った瞬間だったとしても。
  • ワークを本棚から3cm引き出した瞬間だったとしても。

そう、本当にどんな瞬間だったとしても、です。ペンを置き、ごはんに行ってください。

 

あるいは、あとは計算結果を書くだけ、「“=(イコール)までを書いた」段階とか。
ノートに問題番号を書いた段階とか。

 

そう、とてつもなく「キリがわるい」ところで手をとめておくのです。

 

中途半端で止めた、その後に起きること

続きが気になって仕方なくなります。

 

不思議なもので、ごはんを食べていてもトイレにいてもお風呂に入っていても、

「さっき中途半端で止めたところが気になって仕方がない」

という状態になります。

身体は別のことをしているのに、頭の中ではずっとさっきの続きが気になる。
気になりすぎて、計算の続きを頭の中でしてしまったり。

 

パソコンのスリープ状態に例える人もいます。

スリープ状態になると画面は真っ暗、表面上は動いていないように見えますが、実はバックグラウンドでは様々な処理を続けています。これと似ていますね。

 

この状態は、さっき中途半端で止めたことに戻るまで続きます。

だからすぐに勉強アタマに戻れる!

キリがいいところまでやって手を止めると、頭はいったんすっきりしてしまいます。

ごはんを食べているうちに意識はごはんにいき、見えるテレビに行き、ほかのことに意識が向かい……

いざ勉強に戻ろうと思っても、「あれ、さっき何やってたっけ」。

せっかくさっきまで集中モードでノリノリで勉強していたのに、もういちど

  • 「ちょっとだけやってみない?」
  • 「30分突破作戦」

で集中モードを作り直さないといけません。

 

それも……面倒な話です。

中途半端でキリが悪いところで手を止めておくと、
何をしていてもずっとそのことが気になっている、
つまり頭の中では勉強が続いている状態です。

すると「さて勉強に戻ろうか」というときに、スッと戻れるんですね、だって続きをやるだけですから。

 

もう一度集中モードを作り直すところから始めるか。
スッとさっきの集中モードの続きに入るか。

この労力の差は、結構大きいですよ。

まとめ

世には「効率の良い勉強法」というのがあふれています。

ノートの作り方、授業の受け方、知識の整理の仕方、過去問との付き合い方……数え上げればきりがありません。

 

でも案外、一番大切なのは「勉強に向かう姿勢を、質の高い状態にする」ことだったりします。

どんなに効果があるといわれる方法も、
集中していない状態、イキイキと勉強に向かえていない状態では効果半減です。

 

キミがわくわくし、イキイキと勉強に向かえる状態を、しかもできるだけ簡単に作れるように。

この連載を役に立てていただければとても嬉しいです。

次回予告

勉強時間をたくさん確保できる中学生と、なかなか確保できない中学生。その差はどこにあるのでしょう?
次回は『みるみるうちに勉強時間を増やせる方法』を公開します。お楽しみに!

個別指導の進学塾 | トップ学習塾アカデミー

成績を上げたい。テストの点数を上げたい。いきたい高校・大学がある…そんなキミに、ぜひ一度試してほしい塾があります!
ぜひ体験し、じっくりご検討ください。